「アスリート セカンドキャリア 成功」で検索するのをやめた方がいい3つの理由
- 2020.05.01
- セカンドキャリア

こんちには。坂口友亮です。
「アスリート セカンドキャリア 成功」で検索すると、
- 有名人の華々しいセカンドキャリア
- 投資のテクニック
- 役立つ資格
- 海外での取り組み
色々な情報が見つかります。
もちろん参考にしてもいいのですが、そればかり見るのはオススメしません。
「自分はダメなんだ」と自己肯定感が下がり、
「投資のテクニックや資格を身につけなければ」と視野がせまくなり、
「だから日本人はダメなんだ」と他人のせいにしてしまうからです。
自己肯定感が下がる
「アスリート セカンドキャリア 成功」で検索すると、たくさんの成功事例が見つかります。
- 事業を起こして成功した
- タレントに転身した
- ジムやスクールを経営している
「自分もこうなれるかもしれない」と希望をいだくと同時に「今、自分は何をしているのか…」と現状とのギャップに落ち込むことになります。
世の中に出ている情報は、あくまで「その人が上手く行った方法」であり、誰にでも当てはまる成功法則ではありません。
そして「失敗した人の情報は世に出てこない」ということを頭に入れておくべきです。
視野がせまくなる
成功した人の情報ばかりを見ていると「成功するためには、その方法しかない」と思い込み、視野がせまくなってしまいます。
例えば「投資で成功している」という情報が見つかったとします。
ですが、リターンの大きい投資は基本的にリスクも大きいので、よほど信頼できる人にアドバイスをもらうか、そうとう勉強しなければ成功しません。
アメリカでは、アメリカンフットボールのスター選手の年俸は数億〜数十億円であるにもかかわらず、約80%の選手が引退後2年以内に自己破産や無職を経験する、と言われています。
また、安易に資格をとるのもオススメしません。なぜなら、資格を取るだけでは仕事にならないからです。
「科学的な適職」では「キャリア選びに失敗する理由の7割は視野狭窄」とされています。
ですが、視野がせまくなるのは人間の脳に組み込まれたバグのようなものなので、どんなに優秀な人でもハマってしまいます。
なので、情報を集めて分析するよりも自分の思い込みを外す方が6倍も大切だと「科学的な適職」では解説されています。
他人のせいにしてしまう
「海外ではデュアルキャリアが当たり前」
「海外はアスリートに対してリスペクトがあるから、セカンドキャリアも手厚く保証されている」
こういった情報を見て「だから日本はダメなんだ」と思っても、現状は何も変わりません。
現実とのギャップに落ち込み、腐ってしまいます。
普遍的な成功法則について書かれた「7つの習慣」のスティーブン・コヴィーは、
「主体的であれ」
と言います。
失敗しても、自分の責任。成功しても、自分の努力のおかげ。
そう考えなければ、セカンドキャリアをスタートさせることすらできません。
ちなみに、「7つの習慣」はめちゃくちゃ良い本なんですど、いきなり読むのは大変なので、予習としてオリエンタルラジオ中田敦彦さんの解説動画を見るのがオススメです。
選択肢を増やすのではなく「判断基準」を磨く
では、どうすればいいのか?
これだけ情報と選択肢があふれている世の中では、たくさん検索して選択肢を増やすよりも、判断基準を磨く方が大切です。
自分は何が好きなのか?
何を大切にしているのか?
どんな人生を歩みたいのか?
答えは自分の中にしかありません。
成功した人の話は「自分の判断基準」がないうちに見ると、辛くなります。
ほどほどにしておくのをオススメします。
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